まずは前回までのお浚いとして、可動についてご紹介です。膝の可動は、フレーム状態だと外観的に180度曲がりそうな感じなのですけど、膝関節内部にストッパーが入っていて、写真のように思ったほどは曲がらないようになっています。最初は連動可動ギミックの関係で制限されているのかと考えたのですが……それだけじゃなく、太く肥大した太腿外装の所為でどのみち曲がらなかったのですねw
また足首の横方向に関しては、二重関節化されていて、接地性は意外と言っては失礼ですが優秀ですよ。
左脚に使う全パーツです。足に関しては、前々回に組み立て済みのモノから外装を外した状態としています。組立工程は右脚と変わらないので省きますが、これまでは触れなかった側面をレポートしていきたいと思います。
それとご質問を頂いたのでその紹介を。「太腿後側の外装(B1-28、29)の付け根付近のモールドは、深すぎて0.02mmのコピックモデラーを使ってもきちんと墨が入りません。どうすれば写真のような細いラインを引けますか?」というものです。やり方はいくつかあるのですが、今回は一番手軽に出来る写真下段右の”タミヤ スミ入れ塗料”を使っています。この溝は長さもそれなりにあるので、両端からスミを流し入れるようにすると綺麗に仕上がります。しかし、こちらはエナメル系溶剤を使用していますので、負荷の掛かったパーツへの使用は注意が必要(割れる場合あり)です。
他には、”GSIクレオスのガンダムマーカー スミいれ”や、”GSIクレオス リアルタッチマーカー”などを使用しても良いと思います。ただいずれの場合もかなりはみ出しますので、拭き取る、擦り取る、削り取るなどして、綺麗に細いラインに仕上げましょう。
左脚の組み立てです。TV版の脚部と比べてみると、太腿の大型化、膝下ディティール、くるぶしのカラー変更くらいしか違わないかな? もちろん形状のバランスなんかも違うわけですが、改めて見直しても脚部に関してはそこまで大きな違いはないようです。
左脚が組み終わったところで、右脚、腰と合わせて下半身を、上半身と合わせてMS本体を組み上げます。腰周りはカラーリングがかなり異なりますねー。TV版では黒系だった箇所が、淡いライトグレーに変更されています。これは上半身にもいえることですが、黒だった箇所がほぼ全て同様の色変更がなされているため、白と黒のシャープなコントラストが特徴だったトールギスの雰囲気が少し違うモノになっています。下半身周りが特に肥大して見えるのは、サイドアーマーの黒がなくなったことで、色的に引き締まる要素がなくなったからでしょうな。
MS本体が完成しました。たしかに腰周りが大きく見えますけど、他のW系のガンダムと比べ胸部が大きく作られている上に、両肩のボリュームもしっかり確保されているため、全体のバランスとしては見慣れるとそう悪くないかも……と思えてきます。さらにバックパックも付き、両肩に武装が装備されれれば上半身の見た目はより大きくなりますから、まとまりはもっと良くなることでしょ〜。
以上です。ようやく本体の完成です。間空きつつなので長かったですな; あとバーニアと武装……ということで残り2回くらいでしょうか? 4月分の新商品が出るまでにはなんとか片付きそうだ、よかったよかった; ただ、週末はまた雨なんですよorz νの続きが一向に出来ないのですが(ノД`)
では、See you next time! Tweet