1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 作成レポート その8 + 水転写デカールの貼り方 part1

2009.03.06 | author: | 開発計画 | MACROSS
やはり日付内更新続きませんでしたねorz 体調もイマイチだったので、仕事から帰って一休みしてからの作成だったため思いのほか進みませんでした; 「1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 作成レポート その8」です。今日からゴーストの作成に入りますが、ゴースト自体は1ランナーで済むパーツ構成なので、作るだけならあっという間です。…そう作るだけなら; 付属シールは水転写のみとなっており慣れない人にはやや敷居が高いですが、比較的小さいシールが多いし練習にはいいかもしれません。ただ、軟化剤を使わないと貼れない所も何箇所かあるので、慎重に作業しましょうね。
というわけで「水転写デカールの貼り方 part1」もお送りしちゃいます。ただ、紹介している写真の方は少なめ(撮影契約を今回はとってなかったので…)かもです; では、もう3時周ってますけど、逝きますよ〜〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

先ずは、ゴーストランナーのおさらいです。多色成型のこれ1枚で1機分(しかもスタンドも込みです)となります。なので、キットにはこれと同じものがあと2枚入っていますよ。
部分塗装箇所は、フォールド通信誘導システムと元のアンテナ部分の細かい所をちょこちょこっと。さらにメイン武装なのかな、アンテナ類の下にある口径の大きいガンポッドをシルバーで。写真には写ってないですが、小さい口径のも6門あるので、そちらはゴールドにしています。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

機体下部中央左右をグレーで。加えてスラスター内部になる部分(裏面ということになります)、エアインテーク部もグレー(赤○で囲ってるところですね)です。ここらはデカールも付属していないので、部分塗装するしかないですよ〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

さらにセンサー部分のクリアパーツの発色をよくする為に、その内側にあたる部分をメッキシルバーで部分塗装。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

こちらも↑と同じ理由でメッキシルバーで部分塗装。ここは写真で言うと上半分だけ塗っていれば大丈夫(上側の狭い面と反対側も)です。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

では、さっそく作成に入ります。先ずは、取説通り胴体部分を作成します。尚、一部成型方法の関係でアンダーゲートがいくつかありますよ。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

パーツ構成も少ないですし、あっという間に完成。これだけでも十分ゴーストぽいというか、あとは細かいパーツを付けていくだけです。

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ここで、一部スライドデカールを貼っていきます。細かいパーツをこの後取り付けていくと付けにくい箇所もありますので、エンジンノズル外装部分(表側)から。水転写デカールは、使いたい部分を切り出し水に浸すわけですが、番号が近くにふられていますよね。この部分もきちんと切り落としてください。これを残したまま水に浸すと、ご覧の通り、番号も剥がれてしまいます。これだと肝心のデカールにその剥がれた番号が張り付いたりしますので、必ず番号も切り落としましょう。写真では番号が剥がれるのを見せる為に浸からせてますが、本来は3〜5秒(取説はぬるま湯となってますが、水でも大丈夫)くぐらせた後、水から引き上げて少し放置すれば、デカールを台紙からずらせますよ。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

作業自体は、個人個人でやりやすいやり方がいいと思います。自分は、ピンセット(浸す & 貼り付け)と綿棒(水と空気抜き、ソフターを馴染ませる用)、爪楊枝(位置調整)を使い分けて作業します。
で、スライドデカールを貼る時は、写真のマークセッターを貼る場所に付属のハケで塗ってやり、その上にデカールを貼ると密着度が高まりデカールが安定しますので、使った方がいいですよ。尚、塗るという言い方をしましたが、基本的にプラスチックの上なので、はじかれて水玉になります。その状態で結構ですので、塗る部分に水玉がいくつか出来ようにしておきます。

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その上にデカールをぺしっとのっけます。このとき多少の位置ズレは気にしなくても大丈夫。プラスチックとデカールの間に水とマークセッターがあるため、デカールの端をちょいちょいと押してやれば簡単に位置調整出来ます。
ただし、これはデカールが小さいから簡単に出来ますが、極端に大きいデカールの場合は”慣れ ”が必要です。その場合は、下地に水分やセッターを多めに添付しておく等、ずらし易い環境を作ることも大事ですよ。

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位置が決まったら、綿棒をかすかに触れる位置で”コロコロコロ ”と転がすようにして、デカールとプラとの間にある水分と空気を押し出してやります。これをすることでデカールが密着するわけです。このとき力加減を気をつけないと、デカールが動いてしまうので注意です。一度水分を抜いてしまうとその後のデカールの移動はやりづらいですし、無理に移動させようとするとデカールを切ってしまったり、グシャっと丸まってしまうので要注意です。
イメージとしては、動きに合わせて綿棒が回転するのではなく、デカールに触れるか触れないかの位置で綿棒を回転させ、その回転に合わせて綿棒を動かす感じです。

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そして、ここで登場するのが”マークソフター ”です。これはデカールの軟化剤で、曲面や鋭角な多面部分に小さいデカールを貼ったりするのに必須なアイテムです。
ただし、使用に際しては少々コツが必要です。人によって塗り方が違う場合があるのですが、自分のやり方は

1)普通に貼りたい場所に”マークセッター ”を塗ってからデカールを貼る

2)その上から軟化させたい部分にソフターを塗る(付属のハケを使用しますが、そのままだとハケにソフターが付着しすぎているのでかなり落とします)

3)5〜10秒ぐらい(軟化させたい具合により間隔変わります)そのままおいて、ティッシュや綿棒でソフターを吸い取らせつつ軽く押し当て密着させる。

という感じです。曲面の度合いや軟化具合に合わせて、2)〜3)を繰り返します。ポイントは、一気に密着させようとしないことです。ソフターは、やり過ぎるとほんとにデカールがデロデロになってしまいます。少し塗っては吸い取り密着させることを繰り返すことで、失敗を少なく出来ると思います。
ただ、最初のうちは失敗しやすいと思います。なので、出来るなら練習用に安い水転写デカールを買うなり作って、ソフターの練習をすることをオススメします。

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本題に戻って…何故ここで使うかというと、今回のスラスター部分はちょうどパーツの角部分に貼りますよね。そして、デカールにもテトロンシールと同様に”糊しろ ”部分があります。ここを切り落として貼るのも一つの手なのですが、自分はこういう場合敢えて糊しろを残し、角部分からはみ出させます。そしてはみ出た部分(赤○の部分)にマークソフターを塗り、デカールを軟化させ折り曲げて密着、固定させています。
これがベストということはないので、好きなようなやり方でいいと思います。糊しろ部分を切り落として貼った方が見栄えもよくなりますしね。ただし切り落とす際は、極力一気に一筆書きで切り落としましょう。切り直しをするとデカールに小さな切れ目が出来て、貼る際に破れる原因になりますので注意です。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

さて、マークソフターを使っていて「あってよかった…」と思えるのが写真のような状態。こんな小さな多面部分にデカールを貼れと。ぶっちゃけ部分塗装した方が失敗も少ないんですが、せっかくなので使っていましょう。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

セッターをちょい塗りしてデカールをのっけてみても、ご覧の通り貼れるわけありません。ここに上からソフターを塗っては吸い取りを繰り返していくと、見事に貼れました。こういうケースは、1つの接着面が非常に小さいのである意味難易度が少し高いです。ただ、失敗しても部分塗装すれば済む箇所ですので、3機もあるわけですから練習してみるのも手ですよ〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

そう、書き忘れていたのがスライドデカールの位置調整の方法。自分は、爪楊枝だったり綿棒だったりその時々で状況に合わせて使い分けますが、爪楊枝の方がやりやすいかも? というわけで爪楊枝を使ってスライドデカールを動かしたい時は、”デカールの端 ”を爪楊枝の先でちょいと押すようにします。小さいものであれば、これで全体がぐぐっと動きますよ。間違ってもプリント面に先っちょを当てて動かそうとしないように。下にセッターを塗っていると、セッターにも若干ですが軟化させる成分が含まれているので、破れてしまいますよ〜。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

エンジンノズル表側以外で先に貼っておくのは、機体中央のの2枚と、機首のこの細いやつです。ここも糊しろ(写真でいうと上側)をそのまま残しソフターで軟化させて、センサーの支柱部分に糊しろ部分を密着させています。
これで、先に貼っておく部分は完了です。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

続いて、残りのパーツを全て切り出します。細かいパーツがごちゃごちゃとありますねぇ。スタンド用の支柱や、アクションベース1 S.M.S Ver.の台座のちょーミニミニサイズまでありますw

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

写真左は、フォールド通信誘導アンテナと、ただのアンテナ? です。前者については、ゴールドをいれたりしてちょっとアレンジしていますよ。右は機首上側につくセンサー部分です。

1/72 RVF-25 メサイア ルカ機 1/72 RVF-25 メサイア ルカ機

これらを組み合わせれば、ゴーストの組み立ては完了です。フォールド通信誘導センサーは、とりあえずスーパーパーツ未装着なので、取り外しています。あとはこれに残りの大量のデカールを貼ると完成となります。

と、今日はここまでです。本体へのデカール貼りは明日紹介します。そして幸いにも明日は晴れなので、仕上げのトップコートも吹けます。…………がっ! 残りもう2機はさすがに無理……orz そのあとまたしばらく雨なので、最終的な完成はいつになることやら;;

つ、疲れた;; 次回で、とりあえずゴースト1機が完成となります。まだ残り2機分あるよ…体調みながらがんばるとします。電撃HOBBYだと「一気に作ってしまいましょう」とか書かれてるけど、一気に作るにはちょっとツライヨ??_/ ̄|○ では、次回をお楽しみに〜〜。
    

            

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