RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム 作成レポート その5 (頭部の製作)

2011.12.03 | author: | 開発計画 | ETCETERA
「RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム 作成レポート その5」です。今回は頭部の組み立てです。1/144で複雑な色分けもあるため、1パーツがこれでもかと小さいです(^^; もちろん、フリーダムのようなタイプの色分けを、このサイズで実現しているという驚きもあるのですが、それ以上にゲート処理や墨入れの細かさの方に「きぃぃぃぃヽ(`Д´)ノ」となりそうにw 幸い今回頭部を作っていたときは、不思議と集中力がグッと高まったので、そういうことは実際にはありませんでしたが、イライラっとしたときなどに作業していたら……ちとやばかったかもしれません; それくらい小さいです(^^;
その小さい頭部ですが、ちょこちょこと弄ったりもしているので、作業の注意点などを踏まえつつ、改修箇所を紹介していきますっ。

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

いつもならパーツ一覧からですけど、今回はいろいろと下ごしらえがあるので…。まずはマスクパーツから。RGガンダムと同様に、マスクにあるダクト穴もしっかり再現されています。しかし、それ故構造的に脆くなっており、切り出す際にマスクが割れる可能性があるので要注意です。ニッパーの刃がゲートを切断しようとすると、刃の厚みの分パーツに圧力がかかって割れるのだと思います。
普段はゲート処理のみに使う薄刃ニッパーですが、今回は切り出しにも使いました; 薄刃ニッパーなどの切れ味のいいモノがない場合は、切れる状態のデザインナイフなどで少しゲートを薄くしてやる(余計な力をいれないこと)ことで、ニッパーの刃が深く入り込まずにパーツを切断出来るようになります。

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

続きまして、ブレードアンテナ各種です。キットそのままだと写真左のような状態なのですが、安全対策のためか…角先が妙なカットをされています。ちとイマイチだったので、先っちょやエッジ部分を少し鋭利にしておきました。もっと尖らせることも可能ですが、あまりやるとポキっとやりそうなので少し甘めです(^^;

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

さらにツインアイを加工します。MGでもそうなのですが、何故かフリーダムのツインアイって、1stガンダムのように目に厚みがあってデカイんですよね; 的には、フリーダムにはストフリのような少し細めのツインアイが似合うと思うのですよ。ちょいと昔に、レビュー公開済みのMGフリーダムを、新たにもう一つ購入したのを覚えてる方はいらっしゃるでしょうか? 実はツインアイを含めた頭部の改修をしたくて2つ目を入手していたんです。まぁ……結局MGは積みになってしまいましたが、一部とはいえ、まさかRGという1/144でMGでやろうとしていた改修をすることになるとは思いませんでしたw
ということでツインアイを細くシャープにしますよ。「貼り付けるシールをカットすればいいだけでは?」と思う方もいるかもですが、それだと凸ディティールで形成されたツインアイとシールの形状が合わなくなり、よーく見ると目元が不自然な状態になってしまいます。それを防ぐために、ディティール自体を加工して細くしてやるわけです。
キットそのままの形状から、写真左の赤い部分をデザインナイフでカットして、細く整形し直したものが写真右となります。この部位は無色クリア整形なので、加工すると白くなって目立ちますが、実際はつや消し黒などで塗装してしまうため、見た目に惑わされずに丁寧に下地処理をしてやれば、写真のように傷跡が残るということはありません。
ちなみに、前回の作成レポート最後で掲載した写真は、写真右のパーツ状態でした。つまり、部分塗装以外に施した処置は、”ツインアイを細く整形したこと”でしたっ。

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

さらに付属のシールを貼ります。もちろん塗装などでもよいと思いますので、そのあたりはお好みでー。シールの場合は、74番、75番に関しては少し大きめなので、カットする部分もその分大きくなります。今回は73番の状態から、ツインアイのみを切り出して使用しました。しかし左目に関しては、定着させるために爪楊枝で擦ってたら、うっかり先っちょでひっかいてしまったため、結局75番も使いましたけどね(^^;;

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

ようやく下準備の紹介が終わりましたので、パーツ一覧いきましょうか。1/144でありながら色分けも完璧になされているため、パーツもかなり細かく分かれています。というか小さすぎだよ…; うっかり持つ指の力を入れすぎると、パキッと折れるか、どっかにすっ飛んで逝きそうになります_/ ̄|○
追加塗装は、これまで紹介してきた写真の通り、クリアパーツのクマドリ部分をラッカーのつや消し黒で。メイン、リアカメラをガンダムマーカーのメタリックブルーで塗装しました。メイン、リアカメラは、付属シールがないので、別途ラピーテープのようなものをカットして貼るか、塗装する必要があります。

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

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RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

1つ1つ組み立てていくのですが、ピンセットなどで作業をした方が幾分楽かもしれません; ただ、ピンセットを使い慣れていない場合は、力加減が分からず余計にすっ飛びやすいので、十分気をつけて作業してくださいね(^^; 今回は、製作工程の紹介上クリアパーツに先にツインアイのシールを貼りましたけど、黄色いブレードアンテナのパーツとクリアパーツを合わせるときに、指が触れてしまいシールがズレる可能性があります。なので、注意しながら組み立てるか、シール貼りは後に回すのなどの手段を講じてくださいませ。

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

仕上げに残った外装パーツ、ブレードアンテナを取り付けて、頭部の完成です。側面の外装を取り付けるときは、少々パーツの合いが固いので、気をつけながら組み立ててください。まさかこんな小さな頭部に、これほど手間がかかるとは…想定外です(ノД`) まぁその分好みの顔に仕上がったので、よしとしますかー。

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

RG 1/144 ZGMF-X10A フリーダム

作成済みの本体に頭部を取り付けて、今回の作業は終了〜。胴体と合わせたときのサイズバランスもいいですし、何より男前に仕上がり満足満足〜♪ ツイッターで友人に言われて気づいたのですが、たしかにストライクと顔立ちがちょっと似ているかも。というか、頭一つでこんなにレポートが長くなったのは……PG以来かっ!? 

以上です。取説の腕を飛ばしての頭部でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか? シェンロンガンダム以降、組み立てに関して自分なりの拘りを入れるようにしているのですが、こういうのも見ている方にとっては参考になるですかねー…? あまり拘り過ぎると、かえってアクの強い仕上がりになってしまいますから、ほどほどな感じで紹介していけたらと思いますー。
では、See you next time!     

            

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