RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム [ Z GUNDAM ] 完成レビュー(WR形態編) + 月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

2013.01.19 | author: | ETCETERA | 開発計画
ここからは「WR形態編」です。前回変形させたWR形態を、いろいろな角度から紹介していきます。WR形態では、MS形態とは異なり可動部分などはほとんどありませんけど、その分大きめの写真を中心に掲載していきますので、同一機体とは思えないほどMS状態とはかけ離れたフォルムを存分にお楽しみください。また、最後には月刊ガンダムA 2013年01月号特別付録の”Zガンダム・ヘッドディスプレイベース”を使った状態も簡単にですがレビューしますので、合わせてご覧くださいませー。
WR形態への変形については、前回の「可変機構編」をご参照願います。また、ささやかながら400万HITのお礼も頁末にご用意していますので、よろしければお持ち帰りください。
※ 13.01.22 別サイズの壁紙を2種追加しました。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

WR形態です。横から見た限りフォルムは悪くないのですが、MG Ver.2.0と比べると少々厚みがありますね。ZガンダムのWRは、個人的には薄さがキモだと思うので、その点だけがちょっと残念です。でもまぁ全体的なバランスは良いですから、1/144というサイズを考えれば十分な仕上がりと言えるでしょう。なお、初っ端から特大サイズとなっています。クリックすると大きい状態をご覧いただけますよ。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

WR形態でも、もちろんコックピットハッチの開閉は可能です。また中のシートは、ポジションを回転させることで、MS形態、WR形態どちらにも対応出来るようになっています。このあたりの機構は、PG Zガンダムや、MGガンダムVer.2.0系のコックピットでも実現されたギミックなのですけど、とうとう1/144サイズでも……バンダイおそるべしっ!

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

前後から〜。フライングアーマーは若干ハの字を形成しており、単調なフォルムにならないよう工夫がされています。かっこいいですねー。そして後ろから見ると、機体各部にあるノズルのベクトルが見事に1方向に集まっているのが分かります。そういえば、手を内側へと折り畳むのはRG Zが初になるかな? これまでは、後方から見ると指(握り拳)が見えていたので、この後姿はちょっと新鮮かも。でも完全には隠れてないですけどね(^^;

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

いろんな方向からです。一般的な可変MSの変形では、推力ベクトルを1方向に集めることが主目的(サイコのような例外もあります)ですが、Zガンダムの変形にはもう1つ大切な目的があります。それは、単独での大気圏再突入を可能にすること。そのために、WR形態機体下面にある耐熱性の高いシールドとフライングアーマーの上に主要な部位が全て収まるように変形します。こうすることで、突入時の膨大な熱量から機体を守ることが出来るわけですねー。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

被写界深度を浅くとった写真、つまりはポートレート風なモノを集めてみました。こうすることでフォーカス部分を強調したり、奥行きを演出して立体的に見せるなどの効果があるわけですが、簡単に言えば迫力のある1枚になります。しかし、可変MSはかなりありますが、Z系の可変は見た目だけでなく機能的にも本当に綺麗ですなぁ。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

ビームライフルを取り外した状態です。こちらの方が、Zガンダムのフォルムの良さがより際立ちます。鋭角的なラインが美しいですね。グリプス戦役(「機動戦士Zガンダム」)に登場する可変MSは、ギャプランやメッサーラ、Zのよな多面構成の機体もあれば、アッシマー、ガブスレイ、ハンブラビといった流線型の機体も存在します。それぞれに個性があり、デザイン的にどの機体もとても好きなのですが、こういった外観の多様性も「Zガンダム」の魅力の一つですよね。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

最後は高解像度のものを1枚。どのアングルから見ても見栄えの良いWR形態ですが、正面からもなかなかいいものです。ビームライフル装着時は、いつにもまして厚みがあるよう感じてしまいがちですけど、実際は薄めの綺麗なフォルム(欲を言えばもう少し薄ければ…)となっていまする。こちらは、クリックすることで大きい状態をご覧いただけまする。

月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

オマケ?となる”月刊ガンダムA 2013年01月号 特別付録 Zガンダム ヘッドディスプレイベース”です。そのままの状態だと白一色の成型色だったため、それなりに見栄えがするよう最低限の塗装をしています。1/144スケールを支えられる胸像ということで、かなり大きく作られている分大味かなーと思いきや、シャープでそう悪くないディティールですね。雑誌の付録ではありますが、通常価格よりも+300円ほど高かったので、300円強がこのヘッドディスプレイベースの値段ということでしょう。色分けはゼロですが、300円なら妥当じゃないかな? カラーレシピなどは、作成レポートをご参照くださいませ。
以上で、「RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム 完成レビュー」は終了です。最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m オマケの後、いつもの総評もございますので、よろしければご覧くださいまし〜。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム + 月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム + 月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム + 月刊ガンダムA 2013年01月号 ヘッドディスプレイベース

実際にRG Zガンダムを飾ってみた状態です。なんか……台座にも頭がある構図に見慣れない所為か、少々違和感を感じる気がしないでもないですけど、ま、そのうち慣れるでしょう。ただ、こちらのベースのアームは差し替え式による角度調整なので、普段のアクションベース2の感覚でいるとアーム動かすときにポキっといきますのでご注意を〜。不思議な感じはしますが、見慣れてくるとコレも悪くないですねっ。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

もひとつオマケです。このRG Zガンダムのレビューを公開中に、無事400万HITを迎えることが出来ました。300万(のときはMGFAユニコのレビューがお礼だったかな?)の次は500万のときにまたお礼企画を…と思っていたので、それらしいものはご用意出来ないのですが……ささやかながらということで、壁紙サイズを1枚作りましたので、よろしければご利用くださいませ。クリックすることで本来のサイズになりますが、1920×1200サイズとなります。もし他のサイズがご希望でしたら、ご一報いただけたら用意しますのでお気軽にどうぞ〜。
まさみともども改めて御礼申しあげます。400万HIT、本当にありがとうございました_(._.)_ 今後とも「パンドラの匣」をよしなに〜〜。

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

RG 1/144 MSZ-006 Zガンダム

早速別サイズの希望がありましたので、掲載しておきます。上段が1920×1080サイズで、アスペクト比16:9のフルHD仕様。下段は1240×1024、つまり4:3のディスプレイサイズとなります。どちらもクリックして最大表示にしてからお持ち帰りくださいませ。他にもご希望のサイズがありましたらお気軽に〜。

総評です。RGの記念すべき10体目ということで、アドバンスドMSジョイントをフルに活かし、このサイズでの完全変形に挑んだ野心的な側面が垣間見えるキットです。ただ、変形とポロポーションの維持が最優先だからか、やはり強度面に不安が残る結果となっています。これまでのRGシリーズでもそうでしたが、構造的に綱渡り的な部分が増えてきたような……。まぁ注意しつつ動かせば大丈夫ですから、気をつけながら動かしていきましょう。何れにせよ、犠牲となった要素はいくつもあるものの、それでも尚RGに相応しいハイディティールと完全変形というギミックに挑戦、実現したことに、追加点+8を付けます。
細かい評価としては、プロポーションの面ではRGというだけあって非常に良くまとめられているのですけど、WR形態の厚みがマイナスでした。可動性は、膝の可動域の狭さ、股関節が特定の方向にほとんど動かないこと、などを考慮して減点しています。特に股関節?の後ろに動かない点は、変形機構を優先した結果=犠牲にした箇所ですから……ね。色分け、ギミックについては満点です。ただし色分けは、さり気なくシールでカバーした箇所があるので、メッキ調のシールでなかったら原点対象でした。ユーザーへの配慮としては、本来なら18点としたかったのですが、取説のミスプリントの件があるので減点です; オマケ要素は、強度や一部可動を犠牲にしてまで成し得た”完全変形 ”への評価も加えています。これでハイメガも付属していれば、もう+2〜3しても良かったかも。
これまでいくつものZガンダムを作ってきましたが、スケールとプロポーションの両面から見た場合、本当にいい仕上がりだと思います。しかし、サイズの小ささからくる組み立ての難度、完成後に可動や変形へ気を使わねばいけないこと、などを考えると、明らかにプラモに慣れていない人を遠ざけてしまっています。完全変形というのは確かに魅力的な言葉ですけど、そういう意味では”HGUCの組み換え”も選択肢としてはありなんだなーと実感しました。
ですが、Zガンダムの良さを知るためのプラモとしては、手ごろなサイズでありながら完全変形を堪能出来る、”現状唯一のZガンダムキット ”ですので、是非一度作ってみて欲しいと思える一品ですっ。
    

RG ZGMF-X20A ストライクフリーダム   RG RX-178 ガンダムMk-II ティターンズ仕様   RG ZGMF-X10A フリーダム   RG RX-78-2 ガンダム   MG 1/100 PMX-003 ジ・O

            

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