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エフトイズ・コンフェクト 1/144 ウイングキットコレクション番外編 永遠の0(零戦52型 第721航空隊&零戦21型 赤城第1航空戦隊) 簡易レビュー

2015.03.22 |author: |開発計画 |コレクショントイ/プライズ レビュー
今回の食玩レビューは、エフトイズ・コンフェクトの「1/144 ウイングキットコレクション番外編 永遠の0(零戦52型&零戦21型)の製作&簡易レビュー」です。前回のF-16に続き航空機モノになります。多忙な時期でもあり、作るのはもう少し後回しにしようかとも思ったものの、せっかくの戴きモノですし空いた時間に先に作ることにしました。それでも休み休み作っていたためか、いつもより時間かかっちゃいましたね; ウイングキットコレクションシリーズを作るのはこれが初めてだったんですけど、何気にレシプロ機を作るのもこれが初めて(プラモなども含めて)だった気がします。だからか普段とは違う新鮮味があり、思いの外楽しかったです。では、製作についての質問もありましたので、少しじっくりとご紹介していきます。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

まずは”零戦52型 第721航空隊”から。主翼と胴体は組み上がっており(接着はされていません)、ほとんどの細かいパーツはランナーに収まった形になっています。といっても機体構造が簡易的ですので、パーツ数は思ったほど多くないですな。

組み立て中の注意点は、塗装済みキットのためパーツ同士を繋ぐピンとダボの合いを調整しながら作ります。塗膜の厚みの分キツくなっていますからね。この辺りは他の食玩キットと何ら変わりありませんので、いくつか作ったことがある人はいつも通りの工程になるかと思います。あとはプロペラ、着陸脚といったかなり細いパーツも多いですから、破損にはくれぐれも気をつけてください。
尚、今回のゲート跡等のリタッチは以下のとおりです。機体色のグリーンはMr.カラーのライトグリーン+フィールドグリーン+フラットブラック、裏面の白はMr.カラーのフラットホワイト+ニュートラルグレー、プロペラはMr.カラーのウッドブラウン+艦底色+ニュートラルグレー、タイヤをフラットブラックでそれぞれ補修しています。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

早速組み立てに入るわけですけど、この52型はエンジン周りの作り込みが細かったのでちょっとご紹介。21型もほぼ同様の構造なのですが、こちらの方が52型の特徴でもある排気管がきちんと別パーツで再現されています。組み上がるとカウルとプロペラの隙間からエンジンがチラリと見えるあたり、1/144という小ささ(全幅で8cmほど)を感じさせませんなぁ。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

とりあえずストレートに組んでみました。着陸脚は降ろした状態を選択。ただパーティングラインがかなり目立つため、フラットになるよう削っています。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

あとアンテナがちと太すぎるように見えたので、0.3mmの真鍮線に置き換えました。って、もう少しアンテナ長くても良かったかも; 置き換えが終わったら、着陸脚周りやプロペラと一緒にアンテナもリタッチしてやります。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

加工が済んだところで、全体をエナメルブラックでウォッシング。前から後ろへとうっすらと跡が残る程度に拭きとっていきます。全体に汚し跡がついたら、仕上げに浅く細いモールドへと墨を入れて仕上げます。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

あとはアンテナ線を張り、デカールを貼り、十分自然乾燥させた後に保護のつや消しを吹いて完成となります。空き時間がうまくとれず時間がかかりましたが、パーツ数も少ないので艦船モノよりも組み立ては楽な感じですね。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

続いて”零戦21型 赤城第1航空戦隊”です。21型としてはよくある白に近いグレーではなく、日光により焼けた色合いで塗装されています。はじめは違和感がありましたけど、見慣れてくるとこれはこれで味があっていいですね。ランナーを見てみると52型と比べてパーツ配置が異なることから、金型はそれぞれ専用のモノが用意されているようです。

製作上の注意点は52型と同じなので端折らせていただきます。ゲート跡やパーティングライン消しをした箇所などのリタッチは、機体色をMr.カラーのタン+ウッドブラウン+フラットホワイト+ライトグリーン+イエローで作り、プロペラはMr.カラーのシルバー、タイヤはMr.カラーのフラットホワイト、でそれぞれ補修しています。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

基本構造は52型と同じなので(21型の後部タイヤ、着艦用フックに関しては一体成型の模様)サクサク組んでいきましょう。またこちらもアンテナを0.3mmの真鍮線に置き換えて、少しだけディティールアップしています。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

あとはゲート跡などをリタッチして、基本工作が完了です。ここでお浚い交えながら組み立て工程を振り返ってみましょう。パーツの切り出しに関しては、ゲートを少し残して切断しナイフやヤスリで丁寧に仕上げればOKです。ただプロペラなどは破損しやすいので気をつけながら作業してください。パーティングラインが目立つところは、着陸脚の装甲部分(降ろしたタイプを選択する場合)と増槽の2箇所です。耐水ペーパーで削るか、ナイフを立ててカンナがけしペーパーで仕上げるかはお好みで。削ると塗装が剥がれてしまいますけど、色を調合してリタッチしてやれば写真のように元通り(この段階では光沢になってますが最終的にはつや消しで統一されます)になります。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

さらにウォッシングをすることで、キットそのままののっぺりした状態から一変し雰囲気が出てきましたね。こちらも一旦汚して拭き取とることで全体に汚れ跡を作り、その後改めてモールドに墨を入れ直しています。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

最後にアンテナ線を張り、デカールを貼り、つや消しで艶を整えて完成です。そういえば先ほど52型のアンテナ線張りのところで書きそびれましたが、アンテナ線はメタルリギングPRO 0.04号を使って再現しています。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

完成した”零戦52型 第721航空隊”です。上空からの迷彩になる深緑がいい味出していますね。灰色の零(11や21など)も多数あったわけですけど、一般的には零戦というとこの深緑をイメージされる人のほうが多そうです。自分もレシプロ機の知識は明るい方ではないので、次は1/72あたりをじっくりと作ってみたいですな。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦21型

お次は”零戦21型 赤城第1航空戦隊”です。今回はどちらも着陸脚を降ろした状態で作りましたけど、ディスプレイ代もセットになっていますから、1機は収納した飛行状態で作ってもよかったかなーと思っています。この辺りは選択式の悩みどころです……。デザイン的には52型の方が好みなのですけど、じっくりと見てみると21型もよいですな〜。赤城、加賀といえばこの21型ですしねっ。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

2機並べば、なかなかに壮観な眺めになります。組み終わって改めて見ると、相変わらず食玩とは思えないシリーズです。細かい部分は一般キットの1/144と比べると粗さが目立つ部分も多いわけですが、500円前後という値段からすれば十分過ぎる出来だと思います。今度トミーテックの技MIXシリーズ(1/144で同じ塗装済み半完成品)も比較で作ってみたいなぁ。

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 + ハイスペックシリーズ vol.1 F-16

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 + ハイスペックシリーズ vol.1 F-16

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 + ハイスペックシリーズ vol.1 F-16

前回作った”ハイスペックシリーズ vol.1 F-16”との比較。同じ1/144スケールとは思えないほど形状などはまるで違います。しかし……サイズ的な差はそこまでないように感じます。小型なF-16だからかもしれません。まぁ本音を言えば、比較するのはF-2だと尚よかったですね(^^;

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

ウイングキットコレクション番外編 永遠の0 零戦52型&零戦21型

オマケです。せっかくのレシプロ機ということで、少し弄っておきました。元々プロペラが回るような構造だったので、シャフトを削って滑らかにしつつスムーズに回転するようグリスを点付けしてあります。といっても、これは自力で回転しているわけではありませんw 写真には写っていませんが、サーキュレーターで風を当てて回転させているわけです。1/144とサイズが小さいですからね;
しかし、技MIX用のモーター(OP02 プロペラ回転ユニット 2個セット)を使えば、同じ1/144スケールですし少し加工すれば自力回転させることも出来ると思います。他にも極小モーターは市販されていますので、もし興味がある方はチャレンジしてみてくださいな〜。

以上です。いつもよりちょっと写真多めでしたが、2機分ということでご容赦ください; 1/144スケールの食玩でしたけど、たかが食玩、されど食玩、意外と言っては失礼ですが十分すぎるほど楽しめましたっ。これはまた機会があれば作ってみたいですねー。同じウイングキットコレクションシリーズでもいいですし、もしくは1/72以上のキットや技MIXのシリーズも捨てがたかったり。新しい世界を教えてくれた友人に感謝です_(._.)_
では、See you next time!

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