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MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka + MG 1/100 ダブルフィンファンネル 作成レポートの進捗 その14

2013.11.20 |author: |開発計画 |MASTER GRADE
MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka + MG 1/100 ダブルフィンファンネル 作成レポートの進捗 その14」です。今の状況はというと、前回の進捗から一気にコマを進めまして……残すは最後のつや消しコートだけとなっています。最終的な組み立て工程はあるものの、手元の作業としては週末前に完成になりそうです。週末はちと予定が入っているため、なんとか間に合った……って感じかな; 今週末はRGストフリも出ますし、ギリギリセーフって感じです。では時間も押し迫ってますので、進捗を……と思うのですが、えっと前のときはたしかフィンファンネルのマスキング途中でしたよね。ならマスキングを終えたところから、デカールの貼り終わりまでをざざーっとご紹介です。そう、今回の作成レポートの進捗では、νガンダムに施したシャドー吹きの簡単な説明もありますので、ごゆるりとお楽しみくださいませー。……ま、普通の後吹きシャドーですけどね;
 ※2013.11.26 一部分かり難い文章を修正しましたm(_ _)m

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

ほんでは、前の続きとなるフィンファンネルの2次マスキングの完了状態から。12基分のフィンファンネルはさすがに骨が折れますね; ただ、これだけ見るとあんまりフィンファンネルっぽくはないですけどw

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

他の武装関係にも持ち手を付けて、塗装準備完了です。武装といっても、ほとんどがフィンファンネルで占められているため、パッと見はファンネルだけしかないようにも見えます。それにしても……改めて見ると、武装でのこのパーツ量は、地味にFAユニコーンに近いモノがありますな(ノД`)

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

ここからはシャドーの吹き方を簡単にまとめたものです。パーツの影への表現は、後から影を落とす方法や、予め塗装の下地として影をつけて置く方法(黒立ち上げなど)いろいろあるのですけど、今回のνガンダムでは簡易的に後から吹く方法で塗っていますので、そちらをご紹介です。
塗り方によって手順の違いなどがあるわけですが、どの手段で影をつけるにしてもエアブラシによる細吹きが出来ることが前提となります。必要となるモノは、ノズルが0.3mm以下のハンドピース(可能なら0.2mm以下)、エアレギュレーター(圧力計もあると楽)、ニードルアジャスター、あたりですかね。
自分のハンドピースの場合は、ノズル交換が出来るタイプなので0.2mm仕様で吹きます。エア圧は、吐出時で0.035MPa前後、塗料の出る量はニードルアジャスターで調整しておきます。肝心の塗料は、基本的にはスモークグレーとクリアを1:1で混ぜ、それを3倍強で希釈。細吹きをする場合は、通常の塗装濃度だとノズルが詰まってしまいますから、少し薄くしておくのがミソかな。
試し吹きすると写真右下のような感じになります。近づけて吹くことで、1mmほどの線が引ける状態です。対象とノズルの距離(平均2〜3cmくらい)とハンドピースを動かすスピードを調整することで、影の濃淡と太さをコントロールしてやります。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

準備が整ったら早速吹いてみましょう。エッジ部分やパネルライン、モールドに沿って慎重に吹いていきます。薄く吹いては乾燥 → また吹くの繰り返しは、普通の塗装と一緒ですね。上の写真は、左が未塗装状態、右が4〜5回吹いた後です。中心部にハイライトが残ってエッジ部分には影がのっているのが分かるでしょうか?
このとき注意すべき点は、吹きながら動かす早さを変えない(斑になります)、吹きつけ中は距離を変更しない(斑になります)、塗装面の上でハンドピースの動きを止めない(斑になります…正確には吹き溜まりかな)、などなど如何にムラムラしないようにするかが鍵です。細吹きによる影付けは、塗料の希釈率をあげて薄く吹き重ねる以上、どのような塗り方であってもちょっとしたミスが斑の原因となり、仕上がりに影響してしまします。特に後付けのシャドーの場合は、一度斑になると修正が非常にし難いですから、ぶっつけ本番ではなくある程度練習してからの方がよいでしょう。
それから、薄めに希釈してあっても細吹きのときは必ずノズルが詰まります。定期的に溶剤を浸した綿棒でノズルを拭いてあげてください。あとエアレギュレーターのタイプによっては、構造上吹き始めにエアが強くでるタイプもありますので(GSIクレオスのエアレギュレーターとか)、吹き始めは塗装面からノズルを離す癖をつけると良いですよ。この吹き始めにエア圧が強くなるのは欠点ちゃ欠点なんですけど、吹き始めのエア圧を利用してノズルの詰まりを軽減させたり、エアダスター的な使い方も出来るため、見方を変えれば利点にもなります。エアブラシ関係は決して安い買い物ではありませんし、せっかく買った道具なのですから上手く付き合っていきましょー。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

そんなこんなで一通りの武装パーツに影を吹き終えました。グラデーション塗装は時間と神経を使う作業ですので、適度に休憩を入れて作業してくださいね。今回塗装に掛かった時間は、この量で…実質6時間くらいかなぁ。神経疲れに加え、右手人差し指が痛くなりますけど、やっぱり楽しいですよ、塗装はっ!

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

ドライブースのお陰で半日ほどでラッカーは乾燥しますので、最後のデカール貼りもしておきました。たいしたことないかなーなんて思ってましたけど、意外と量あった_/ ̄|○ デカールに関しては、ドライブースによる強制乾燥は危険なため(デカールが割れたりします)、この後自然乾燥で丸1日以上おいてから最後のつや消しコートに入ります。

以上です。ふー、ゴール目前ですなー……ぁ、スタンドの組み立てがあるのかっΣ(゚Д゚; ) この乾燥中に時間がとれたらやっとかなくちゃ; でもここしばらくは秋…じゃなくてもう冬晴れか。天候にも恵まれ、スムーズに作業が進んでよかったです。今週中には完成しそうですし、これでRGストフリの組立てにもシームレスに入れそうだ! 残りのつや消し仕上げもがんばりますっ。
では、See you next time!

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