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MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka + MG 1/100 ダブルフィンファンネル 作成レポート その21 (フィンファンネルの加工)

2013.11.01 |author: |開発計画 |MASTER GRADE
MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka + MG 1/100 ダブルフィンファンネル 作成レポート その21」です。進捗的には、今はまだ武装関係の塗装途中なのですが、パーツ単位で仕上がるにはまだ時間がかかりますゆえ、先にフィンファンネルの落下防止の加工について記事にまとめておきます。フィンファンネルがぽろりしやすい点は発売直後から言われてましたから、組み始めの時点で一応いくつか対応策を考えてました。なので今回公開するのはその中の1つということになります。フィンファンネル同士の連結は、上下の位置調整が出来るようにいくつも並んだピンに挿し込むかたちで保持されるわけですけど、問題なのはキットそのままだと保持に使うのは11個もあるピンの中から2つ分のみ、つまり保持のための隣接面積の不足が大きな要因なため、今回の防止策ではそこを何とか改善していこうと思います。
なお、前回の作成レポートとの間にあった進捗情報は、作成レポートの進捗 その10作成レポートの進捗 その11、の各記事に簡単にですが記載しています。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

実のところ、保持する部分を改善するだけでもいくつかアプローチがあったりします。しかし、フィンファンネルごとに連結位置が変わったりすること、何度も抜き差しをすることからくる強度面の問題をクリアーすべく、出来るだけシンプルな方法をとることにしました。
とりあえず、言葉で説明するよりも実際の加工の流れを見ていって貰った方がわかりやすいと思いますので、サクサクっと説明していきますね。まずはF-1パーツの11個並んだピンの位置と長さをI-6の写真の位置(向かって手前側の赤い□のところ)にチェックします。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

そしておおよそで結構ですから、その部分の長さ、幅に合わせた0.2mm厚のプラ板を用意し、接着固定します。接着は、瞬接でもプラ用接着剤どちらでも構いませんが、フィンファンネルの着脱時にそれなりに力が掛かる部分ですので、出来ればプラ用接着剤でしっかり溶着した方がいいかもしれません。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

しっかり乾燥させた後、はみ出した部分をカットして綺麗に整形してやります。外側に面する部分はもちろん、内側もパーツの傾斜に合わせてカットしましょう。そうしないとF-1の連結用ピンと干渉してきちんとパーツが合わさらなくなるので注意です。
ちなみに、写真上段だけだと白くて分かり難いかと思いますので、横からみた写真下段と合わせて取り付け位置などを確認してください。あと、こちらではフィンファンネル連結時の順番まで固定するのが面倒(たとえばこのフィンファンネルは左から2つ目用みたいな)なため、全てこの位置と長さで改修を施していますが、フィンファンネルの連結位置次第では接着位置をズラしたり、もっと長くした方が効果的な場合もあります。この辺りは各自調整をしてくださいませー。


MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

で、同じ作業を繰り返し、トータルで5個の加工したI-6パーツを用意(写真上段)します。ただし、拡張キットを使ってダブルフィンファンネル仕様にする場合は、反対側用としてプラ板の接着位置を反対側にしたタイプをもう5個(写真下段)準備します。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

そして、一通りの塗装などが終わり後は組むだけとなったら、I-6とF-1を赤い○の場所だけ接着固定します。その間のピンとダボは、接着固定せずにある程度抜き差しがスムーズになるように軽く削っておきます。全てのピンとダボを接着固定してしまうと、フィンファンネル同士の連結がきつくなり過ぎる恐れがあるため、中間部分には力の逃げ場を作っておきます。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

これにより、キットそのままの状態では青い□の部分だけでフィンファンネル同士を連結保持するのを、簡単な改修を施すことで赤い□の部分も使って保持(連結位置、加工の仕方などにより拡縮)することになるわけです。

MG 1/100 RX-93 νガンダム Ver.Ka

今回の加工は、パッと見では非常に分かり難いため、この後組み立てる段階でパーツを取り違える可能性もあります。それを防ぐためにも、パーツ裏面の何処かに目印をつけておくとよいでしょう。写真だと裏面の先端部分にマーカーで加工を施した側に点を打ってありますよ。

以上です。とりあえず、これでボロボロ落下するということはないかと思います。他の手段としては、ネオジウム磁石と金属プレートを使って連結する方法(保持力は高いけど加工の手間とお金が少しかかります)とか、真鍮線を仕込む方法(こちらも保持力は高いですがパーツ強度がネックになります)なんかがありますねー。いっそのこと接着してしまう、というのも一つの手段だったりします。まぁいろいろやり方はありますので、やりやすい方法をお試しくださいませ。
では、See you next time!

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