PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー 作成レポート その5

2009.12.12 | author: | 開発計画 | ETCETERA
「PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー 作成レポート その5」です。今回も引き続き右脚の製作なのですが、それもいよいよ最後です。ようやく右脚が完成となります。残す製作工程は、装甲の取り付け、クラッチ機構の組立てです。クラッチ機構についてはじっくり解説していきますよー。

PG 1/60 GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー

先ずは装甲を取り付けていきます。PGなので、MG以上の装甲分割が施されて細かくなっています。その分パーツ点数は多めですが、極端に多いというほどではないですね。

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装甲の塗装箇所です。赤○でくくったところですが……分かりにくいですね; とりあえず右写真の小さいモールドにメカグレーを入れました。

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あとは、側面と裏面です。脹脛側面にあるディティールにメカグレーによる塗装を施しています。

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足首の前後の装甲側面、裏面にも、↑と同様にメカグレーを入れています。

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では、実際に装甲を取り付けていきましょう。最初に取り付けるのは、膝裏とそのパーツを固定している膝側面のパーツです。

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↑の箇所に装甲を取り付けるとこんな感じになりまーす。

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続いて太腿周りです。既に膝横に一部ついていますが、その残りである前後のパーツを取り付けます。

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前後の装甲を取り付けても、側面には1/100やHGとは違い内部フレームが露出したような構造になっています。PG化にあたってブラッシュアップされたディティールかな?

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最後は膝から足首にかけてです。インナーフレームだけの状態だと、ダブルオーの脚にあまり見えないのですが…

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装甲を取り付けるとダブルオーらしくなりますね。ただ、こちらも太腿側面と同様に、膝周り、側面のディティールが変更されています。

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これでクラッチ機構を除く右脚の組立てが終了しました。装甲をつけるとやはり雰囲気が大きく変わります。モノが非常に大きいので、実際に作っていると余計感覚が狂うんですよね〜。

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側面の雰囲気は、1/100と比べると結構違いますよ。それだけディティールアップされているということでしょう。

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GNコンデンサーのコンディションパネルの拡大も改めて。この状態だと分かりにくいですが、右写真のようにレーザー加工による文字が刻まれています。

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装甲をつけた状態での可動範囲を確認してみましょう。先ずは膝を曲げ、足を手前に曲げた状態から。まぁまぁな可動範囲と言えますね。ただ……足首の関節は、手前には曲がるもののほとんど反らすことが出来ませんΣ 構造的には反らす方向にも曲がりますが、アキレス腱にあたる部分の装甲が動かないため、干渉してほとんど動かないのですよ…。

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足首の横方向の可動域です。せ、せまい;; こちらも最終的に装甲による干渉があるため、HG、1/100で誇ったあの可動域の半分も曲がりませんorz これでは滑り止めのために貼られている足裏のラバーも、足がきっちりと地面を捉えないので意味がないのでは??

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しかしっ! 大きさは半端ないです。測って(敷かれているカッティングマットのメモリ)みると……丁度20cmw 18m級MGの全長くらいあります(^^;

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さぁ、トドメはクラッチ機構です。モノが大きいからか、使われるスプリング、ビス、ナットもかなり大きいです; ここでの塗装箇所は、右写真の赤○の箇所(メカグレーとゴールド)となります。

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クラッチの噛み合わせは、写真の2つのパーツによりなされます。ただし、この二つのパーツをあわせるときは、右写真のように赤○のところが揃うように組み立てます。このように噛み合わせて組まないと、膝にクラッチユニットが収まらなくなりますよ。

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あとは、外側に露出するパーツと↑の間にスプリングを挟み込み、右回しにイッパイまで締めこんでいきます。その状態から↑と同様に溝が合うように少し緩めれば完了です。

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クラッチユニットの完成です。パーツの合わせを調整する必要がある以外は、そこまで複雑な組立てというわけではありません。右写真の側面からみると、さきほどの噛み合わせがピッタリと合わさっているのがわかりますね。

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クラッチユニットを収めるときは、膝を真っ直ぐ伸ばし写真の赤○の箇所を展開させます。これによりGNコンデンサーの円部分に被る部分がなくなるわけです。

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あとはクラッチユニットを収めて展開した装甲を元に戻せば、右脚の完成となります。クラッチユニットは力を入れなくてもスッと収まりますので、もしここで入らない場合はクラッチユニットの組立てを間違っている可能性がありますよ。

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膝下側の関節の曲げ方は、クラッチユニットをぐっと押し込んで曲げます。ノッチは非常に細かく刻まれていますので、かなり細かい角度調整が出来ますね。

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さて、クラッチ機構を解説していきます。写真はクラッチユニットを分かりやすく色分けしたものです。”成型色の部分が太腿と固定されてる部分”、”ピンクの部分が膝下に固定されてる部分”となります。”緑の部分は装甲の付いた外側に露出する部位 ”となりますが、ピンクと同様に膝下に固定されています。
通常は、緑とピンクの間にあるスプリングによって、ピンク(膝下側)緑(側面側)には白矢印のような力がかかり、成型色(太腿側)とピンク(膝下側)の歯車がかみ合って膝は曲がらない状態になっています。
写真2枚目のように膝を曲げるために緑の部分(側面側)を押し込むと、成型色の部位(太腿側)もその力によって押し込まれ赤○のかみ合わせが外れます。太腿側に固定される成型色の部分は、噛み合わせが外れたことにより自由に回転させることが出来る、つまり膝が曲がるということですね。そして、緑の部分(側面側)を押し込むのをやめれば、スプリングの力により再び成型色(太腿側)とピンク(膝下側)が噛み合って可動が固定されるわけです。
クラッチという名前の通り、マニュアル車のギアと似たような構造となっています。クラッチペダル(側面部分)を押し込むことでクラッチ(赤○の噛み合わせ)がはずれ、シフトチェンジ(膝の角度調整)が出来る、てな具合かな。

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ようやくの右脚の完成です。つ、疲れた〜;; しかし、同じもの(左脚)をもう一つ作っていかなければなりません;w; 気合で乗り切りましょーーっ。

右脚が完成したところで、今回はここまで。ガンプラの脚としては、これまでにない複雑な構造となっていますが、組み立てていて楽しい部分ではあります。丸々もう1本あると思うと多少は凹みますけど、楽しみながら作れる分普段とは違いますね〜。ということで、次回は製作手順は省きますが、左脚を一気に仕上げてしまいますっ。では、See you next time!
    

            

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