さて、今回からは腕の製作に入ります。随所に強度を考慮した構造が設けられている腕ですが、巨大武器を持つという点から脚部以上に”保持力 ”が求められる部位だったりします。そのため、脚部には膝にしかなかったクラッチギミックが、腕では肩、肘、手首の3箇所に設けられています。その分これだけ複雑な腕が今まであっただろうかという構造になっています(^^;
先ずは、クラッチユニットを組み立てます。冒頭でも述べたとおり片腕につき3つのクラッチユニットを使用するわけですが、写真は手首と肩に使うパーツとなります。基本的な構造は膝に使用したものと同様なので、クラッチ機構そのものの解説はそちらをご覧くださいませ。
ただ、写真左下のパーツは、組み立てるときだけに使用するパーツとなります。表裏共に同じような構造になっていますが、使う側が決まっており右写真の赤○の方(出っ張りが若干長い方)を使用します。
↑のパーツを並び順に挟み込んでいきます。このあたりは脚部のクラッチユニットの製作と同じです。
あとはビスを締めこんでいって、溝が1列に揃うように調整して手首、肩用のクラッチユニットの完成です。先ほど紹介した組立て時にのみ使うパーツは、組み終わったら取り外します。
手首、肩を左右両方で使うため、計4つ使用することとなりますので、先に組み立ててしまいましょう。写真のカッティングマットのマスの大きさと比べると分かると思いますが、わずか1cm角程度の大きさです。
続いて、今度は肘用のクラッチユニットを組み立てます。構成は手首、肩用と同じですね。ここでも組立て時のみに使う固定用パーツを使用しますが、使用するのは先ほどとは逆面(右写真、出っ張りが薄い方)を使用します。
組みあがりましたので、こちらも組み立て用のパーツは取り外してしまいます。溝をきちんと1列に揃えるのを忘れずに〜。
左右分を製作して、クラッチユニットの製作が終了です。手首、肩用と比べると、コチラの方が一回り大きいサイズになっています。
続いて、肘から手首にかけての骨格部分を作っていきます。骨格だけですが、パーツは細かく分割されていますよ。
写真は手首のパーツを合わせるところなのですが、二つのパーツは組み立てる向きが決められていますので、取説をよく見ながら組み立てていきましょう。
↑で組んだ手首を腕の骨格と合わせます。この段階では、手首だ腕だと言われてもピンとき難い構造ですね;
上で組んだものに、さらに肘の骨格を組み込んでいきます。挟み込む位置(左写真)、取り付け向き(右写真)を間違えないように組み立てていきましょう。
腕の骨格が組みあがりました。この時点での可動範囲を確認してみると…おー、かなり曲がりますね。気になるのは、肘は引き出し式の2重関節となっているようですが、クラッチユニットが入るのは1箇所のみです。引き出し機構部分は、クリックタイプになるのかな?
ぉっと、塗装箇所を紹介していませんでしたね。塗装したのは2箇所、腕内側のダクトモールド部分にメカグレー、肘引き出し内部の一部にゴールドとなっています。
あとは、この骨格にリボンケーブルを取り付けていきます。腕の内側外側両方に取り付けることとなりますが、写真はまず腕の内側です。
同様に反対外側部分にもケーブルを取り付けます。ホログラムシートは表裏がありますので、向きには注意して取り付けましょうね。
これでインナーフレームの骨格の組立てが完了しました。なんとなーく腕かな?って分かる程度の外観です。
今回はここまでです; 時間がないなか組立てはキツイなぁ…しばらく午前様更新に戻るかもしれません_/ ̄|○ 次回は今回製作した骨格に、内部装甲、外装、クラッチユニットを取り付けていきますよ。では、See you next time!